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コーヒー危機―作られる貧困
コーヒー危機―作られる貧困 (JUGEMレビュー »)
オックスファムインターナショナル, 村田 武, 日本フェアトレード委員会
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ジャマイカ〜楽園の真実〜
FTSN九州の森田あかねちゃんのいるサークル、九州大学の「葦」が上映会をします。行きたいなぁ〜!!でも平日。。。もしいけたらみんなで行きましょう!


『ジャマイカ楽園の真実』上映会&トークライブ

フェアトレード展示

楽園の真実

〜フェアトレードを通して世界をみる〜



バックパックを持って旅をしたい国

カレーをはじめ、食欲を刺激するエスニック料理が食べられる国

出来立てのコーヒーを飲める国

魅惑的な音楽が日常にある国

大きな空と、さわやかな風、ゆったりと流れる時間を感じれる国

独自で魅力的な文化が残る国

ビルではなく、壮大な遺跡が残る国

途上国と呼ばれてしまう国



魂と、あたたかさと、親しさ、ゆとりの残る、楽園と呼ばれる国々。



そんなひとつの国の、ひとつの真実。



レゲエの音楽を聞きながら、

いま楽園について話そう。



『ジャマイカ楽園の真実』上映&トークライブ

レゲエ音楽発祥の地であるジャマイカは世界中から観光客が集まるカリブの楽園。しかし、この地は独立後の経済建て直しのためにIMFと世界銀行からの構造調整プログラムを受け、返済に追われる現状をもつ。この地はレゲエの音楽に秘められたメッセージからグローバル化の現状を紐解き、いま私たちが、、について話をしましょう。
『ジャマイカ楽園の真実』 


日時;2006年5月25日(木曜日)

         18:30会場  19:00開演



場所:アクロス福岡 円形ホール

          



入場料; 学生700円 大人1000円



パネリスト;  野田 順康氏(国連ハビタット特別顧問) 

        森田 朱音氏(九州大学 大学院所属)

コーディネータ:佐藤 剛史氏(九州大学農業資源経済学助手)  



申し込み; asi_fairtrade@yahoo.co.jp に名前と、申し込み人数をメールでお願いします。      



『コーヒーから見える世界展示会』



生産のほぼ全てを途上国と呼ばれる国で

作られているコーヒー

このコーヒーを作るところから私達の手に

届くまでを分かりやすく伝えます。



あなたが飲む一杯のコーヒーが

どこで作られているのか、考える事で

世界が変わるかもしれない。



日時;2006年5月25日(木曜日)

              10:00〜22:00

場所:アクロス福岡 一階広場

          


入場料:無料

主催:フェアトレードプロジェクト葦



協力 :福岡ハビタット研究会 

    株式会社プレス・オールターナティブ(第3世界ショップ)


| お知らせ♡ | 18:21 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
ホワイトバンドが提起したこと
モグモグホワイトバンドが提起したこと
〜募金活動ではなく政策提言を〜
(自分が取り扱いたいテーマを書く)


晴れ0. 問題意識 (ここではなぜそのテーマがFTを勉強するにあたって重要なのかを書く)

 FTとは途上国からの輸入品に現地の労働に見合った適正な賃金を払うことで途上国の自立の手助けをするとともに、消費者にも健康に配慮した有機栽培製品を提供し、また先進国の消費者にとって消費者意識の向上を促すという、相互に利益を生むことを目的とした貿易システムである。しかし、FTだけで今世界が抱えている諸問題をすべて解決できるわけではない。国際関係の中で捉えられるFTというものを理解し、単にFTのことだけでなくその周りにある複雑な国際関係の諸問題を理解することでFTの重要性や意義が認識できるのではないかと考える。今回は貧困、グローバル化、その中での市民社会の役割と政策提言としてのチャリティーとして、ホワイトバンドを取り上げる。この政策提言の1つが例えばFTであり、ホワイトバンドとFTの消費者意識の向上という部分が共通している。だから、ホワイトバンドはFTを勉強する上で重要である。

※ キーワードおてんき:ホワイトバンド、グローバル化、所得格差、貧困、アドボカシー、お金の行き先、ミレニアム開発目標(MDGs)、IMF、世界銀行、構造調整プログラム
(ここでは、自分が選んだテーマの中で重要と思われるキーワードを抜き出す。)

工具1. (ここからは章立てをして見出しをつけて自分が選んだテーマを具体的に書いていく。)

1. なぜ、今、途上国の貧困混雑がグローバルな課題なのか?撃沈
 冷戦後、国連は子供、環境、人権、人口、社会開発、女性、人間居住、教育といった問題を優先課題に捉え2000年9月に「ミレニアム開発目標(MDGs)」を採択した。しかし9.11以降テロとの戦いをブッシュ政権は推し進めた。これはさらなるテロリストを世界に拡散させるだけである。テロの根源である貧困を根絶することのほうが近道だ、と人々は気づきだした。
 これを受けブレア首相は2005年7月、スコットランドで開催される予定であったG8サミットで、「貧困根絶を国際社会の最優先課題に」とよびかけた。IMF,世界銀行の際貧困国への多国間債務を帳消しにすることを提案。
 OXFAMがブレアの提言を支持し、Make Poverty History というスローガンで、国際キャンペーンの展開を呼びかけた。これが債務帳消しを公約させた。

2. なぜ途上国は貧しいのか?
 植民地時代、リカードの比較生産諸費説により、国際分業が定着した。それはこういうものだった。バナナの生産が得意な国はバナナを作り、自動車の生産が得意な国は自動車を作り続ける。それをお互いに交易したら低コストで両方が満たされる。しかし、バナナは安く、車は高い。途上国は貧しくなる一方である。
 60年代、途上国にも経済開発の波が押し寄せてきた。先進国で人件費の高い労働力より、途上国で人件費の安い労働力を使うほうが効率的である。このようにして途上国に参入してきた企業が多国籍企業である。彼らは「経済開発が進めば、貧困は解消できる」という誤った理念を推し進め、「社会開発」「人間の開発」といったことをなおざりにしてきた。
 一方、先進国の政府はODAなどで途上国支援を行ってきた。しかし、そのお金は多国籍企業や独裁者に渡っていった。
 80年代、これらのODAなどの融資により途上国に債務危機が始まり、IMF,世銀などを通じて途上国に「構造調整プログラム」が導入された。これは途上国が金融緩和政策や民営化、通貨切り下げを受け入れる代わりに資金提供を行うというものであった。これはさらなる所得格差を生み、貧困層にしわ寄せが行くことになる。


3. 大企業によるグローバル化は、さらに南北格差を拡大させたお金
 80年代レーガン、サッチャー、らの新自由主義者は「すべての市場を経済に任せる」という政策を行い、南北格差を拡大させた。
 ★新自由主義:強い国家と小さな政府を政策の2本柱とする。具体的には、軍事防衛費の増強、社会保障の切捨て、市場原理の導入。規制緩和。「国家」の不在と「国家」の過剰。
代表的な新自由主義者:サッチャー(サッチャリズム)、レーガン(レーガノミクス)、中曽根、小泉、ブッシュ、アロヨなど。
サッチャー:1982年、フォークランド紛争に介入。社会保障の切り捨て。「失業者はサッカーでも見てフーリガンになっていればいい。」
レーガン:宇宙防衛計画。国内産業をばたばた潰した。
中曽根:靖国参拝。国鉄の民営化。
小泉:自衛隊のイラク派遣。郵政、道路公団民営化。社会保障、福祉の切捨て。平成の大合併による地方の切捨て。三位一体改革(国庫補助負担金の削減、財政調整制度の抜本的改革、税源の地方への移譲。)

100人の村では大学に行きPCが使えるのは1人。グローバル化の恩恵は一部にしか届いていない。
4. 市民社会の役割は?嬉しい
 80年代から90年代にかけてNGOの活躍が目立ってきた。
活動内容の例:マイクロクレジット提供(小規模からの融資)、有機農法や森林の回復、エンパワーメント(女性の地位向上)、協同組合の組織化などなど。
これらのNGOは「開発NGO」と呼ばれ、貧困地域で活躍してきた。中には1万人以上のスタッフで活動している「開発NGO」もある。しかし、NGOは政府に変わる存在ではない。これらは本来政府が行うべきこと。しかし、その国のさまざまな事情により行っていない現状がある。この政府の「サボタージュ」をなんとかしないと貧困の根本的な問題解決にはなっていない。
そこでこれらの「開発NGO」は、政府に対する「アドボカシー(政策提言)」活動を行った。アドボカシーとは、NGOの活動経験を踏まえて、政府と対等な立場で、持続的な開発、特に貧困根絶に重点を置くように説得することである。
 過去のNGOによるアドボカシーの例として92年のリオでの地球サミットでの女性たちの環境NGOのアドボカシー活動の結果、国連はすべてのNGOに門戸を開いた。そのときの女性NGOメンバーの一人がワンガリ・マータイさんであった。
他のアドボカシー活動の例:97年「対人地雷禁止条約」、98年「ジュビリー2000」(2000年までに貧困国の債務を帳消しにしよう、という国際キャンペーン。)、05年のG8サミットなど。
詳しくはOxfamのHPを http://www.oxfam.jp/advocacy/index.html

5. 「ホワイトバンド」募金活動ではなく政策提言をジョギング
 日本の「ほっとけない世界の貧しさ」キャンペーンでは、小泉首相に対して、グレンイーグルス(G8サミット)での公約(新たに100億ドルを貧困根絶に充てること)を実施することをアピールしている。それは手紙、ファックス、メールを首相に送る、新聞広告を出す、直接首相に面会を求めるなどの行動で始まっている。これは誰にでもできるアドボカシー活動である。
 このキャンペーンはホワイトバンドを買ってもらい、「私はアフリカの貧困に関心を持っています」ということを社会に示唆する運動として始まった。収益金でアフリカの支援をすることを目的としていない。
 
6. 見るまとめ
(・e・)

先の過去のアドボカシーの例にもあるように、アドボカシーとは、貧困の構造的な問題を認識し、本来その貧困を防ぐはずの政府などに大多数で政策提言を呼びかけることで政府の政策を変更させ、貧困問題の解決に結びつけようとするものである。これが、FT商品を買うことによって貧困問題に関心を持ち、かつ消費者意識の向上を目指しているフェアトレードとの共通点である。フェアトレードも商品を通して貧困問題に関心を持ってもらうことを1つの目的としている。よって、フェアトレードを勉強するにあたり「ホワイトバンド」の問題を取り上げることが重要であると考える。

<参考資料>
NPOジャーナル Vol.12,特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会
Oxfamホームページhttp://www.oxfam.jp/advocacy/index.html
「ODA援助の現実」 鷲見和夫、岩波新書

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